歌舞伎風俗通信

歌舞伎コラムです。
以前某雑誌に連載していたものの書き直し再録です。
その他いろいろうざいウンチクです。楽しんでいただけると嬉しいですー。
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# 江戸時代の貨幣価値:02  いろいろな貨幣単位
=「一文」と「一銭」が同じなことは、わりと気づかれていない =

で、だいたい「一両」は6万円以上です。
だから「一分」は「一両」の4分の1ですから、1万5千円強、
今日び「一万円」だとゼイタクするにはちょっと足りませんが、江戸時代「一分」はわりと使いでのある額だったようです。2万円だと余るんですよね、一万5千円、いい額かも。

そして、さらにその4分の1、「一朱」は、3千750円(計算合ってますように)ということになりますが、
ただ、「一朱」て使い方はあまりしなかったようです。
「二朱」からです。7500円くらい。
今でも2千円札は人気ないですもんね、高額紙幣として必要なのは5千円から。
わりと感覚近いんじゃないかと。
「盲長屋梅加賀鳶(めくらながや うめがかがとび)」に出てくる女按摩の「おさすりお兼」さんの、「二朱より安い按摩はしないよ」というセリフは、
7500円のマッサージ、つまり流しの風俗行為を意味すると思います。

チナミに街中で(遊郭や茶屋町じゃなく)のそのテの行為で「2朱」は、かなり高いと思います、ていうか破格。
かなりの美女か、またはテクニシャンでしょうね、お兼さん(笑)

これらの、「両」「分」「朱」までが、いわゆる「高額取引貨幣」です。高級料理店、茶屋(喫茶店ではない)、遊郭、着物屋さんなんかでしか使えません。

一般のお買い物はすべて「文」で計算します。一文10円くらいです。
米屋さんや居酒屋で「小判」を払っても、細かくおつりはもらえませんよ(ってここで注意しても)。
96枚ヒモに通したものが、「一さし」と呼ばれ、「100文」として慣習的に通用しました。「三文は指し縄代」だといわれます。
実際には算術的に、2でも3でも割れる数ということで意味があったようです。

で、「一貫文」というのは1000文=一万円です。

実際の当時の米相場などを今の物価と照らし合わせて計算して、
小数点単位で「一文=○,○○円と計算していくのもアリだとおもいますが、

われわれが10円玉使うような感覚で1文出してたろうな、と想像するほうが、
その時代に書かれたものを理解しやすいと思います。

あ、お金の単位じゃないのですが、「鳥目(ちょうもく)」というのは、一文銭のことですよ。
「長目十枚」とか言っていたら、10銭のことです。

一応もう一度表にしてみますね。↓ 

・一両・・・・6万円以上
・一分・・・・1万5千円
・二朱・・・・7千5百円くらい
・一貫文・・1万円
・一さし・・・千円
・四当銭・・説明は省くけど、四文(以上)で通用した。50円玉?
・一文・・・・・10円
| comments(0) | trackbacks(0) | 17:52 | category: 江戸時代の貨幣価値 |
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